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ジュニパーネットワークス 2017年ITトレンド予測

投稿者 J-Net_Japan_Blog_Team ‎12-28-2016 01:49 PM

<セキュリティ編>

 

IoTのセキュリティ管理のニーズが高まる
現在のIoTのパフォーマンスは低く、ユーザーは不満を感じています。実際に、IoTはいとも簡単にサイバー攻撃の入り口となるため、ある意味では生活をより複雑で安全性の低いものにしています。消費者によるIoTの導入はまだ始まったばかりとはいえ、IoTのセキュリティを適切に一括管理できるような総合的なツールはほとんどありません。IoTが存続し、ユーザーの期待に応えるためには、テクノロジー企業がセキュリティを理解し、統合への可能性を開かなければなりません。自社製品の安全性を保証する独自のソリューションを開発した企業が、真の勝者となるでしょう。

 

セキュリティ業界における協業が増加傾向に
セキュリティ業界は、競合他社と協業する方向へと徐々に向かっていますが、この傾向はまだ始まったばかりです。基本データの共有をしたところで、次世代の脅威に対応するために必要な相互運用性はまだ十分ではありません。そのため、投資家の間ではサイバーセキュリティ関連の新興企業への関心が高まりました。サイバーセキュリティ関連の新興企業におけるベンチャー投資額が2010年の10億ドル弱から2014年には25億ドルへと大きく伸びています(出典)。先日SANS Instituteから発表された調査によると、回答者の71%は共有された脅威インテリジェンスへのアクセスにより、脅威に対する可視性が向上したと述べているものの、脅威インテリジェンスへ積極的に貢献しているのはわずか40%であることが分かりました。この差異は、すべてのセキュリティ組織が、オープンな脅威インテリジェンスを共有する必要性を示しています。セキュリティ業界が常に攻撃者の一歩先を行くために重要なのです。

 

自動化がセキュリティ担当者不足の対処に寄与
効果的なセキュリティ用ハードウェアとソフトウェアに多額の投資をしながら、それを有効に使いこなすためのセキュリティ担当者が不足しているというのは、組織においてよくあることです。例えば、TargetやHome Depotが被害を受けた不正侵入の件は、ハイエンド・セキュリティ・システムによって検出されていました。しかし、セキュリティ運用者が1時間あたり数千にも及ぶセキュリティアラートの中から、脅威の重要度を確認しなければならなかったため、防御することができませんでした。セキュリティ・ソリューションに自動化が統合されるようになれば、セキュリティ担当者は関連性の高い通知のみを受け取るようになり、大量のアラートの中から本当に悪意のあるコードを探し出すという手作業から解放されるでしょう。

 

サイバー攻撃者の標的は中小企業にまで拡大
従来、ハッカーの標的は大量のデータと十分な資産を備えた大企業でしたが、これからはより狙いやすい中小企業に注目する攻撃者が増えていくでしょう。攻撃者が中小企業から得られる情報はそれほど多くないかもしれませんが、手っ取り早く稼ぐには脆弱で手軽なターゲットとされています。それは小規模企業にしてみれば破壊的な被害であり、経営破綻に追い込まれる可能性もあります。大企業はセキュリティを強化しているため、中小企業がハッカーの標的となるケースが増える見通しです。

 

 

<クラウド/データセンター編>

 

機械学習によりネットワークがますます重要に
機械学習機能を実装したコンピューティング・チップによって、クラウド・アプリケーションのインテリジェンスは急激に高まりつつあります。企業は、ますます強力になったこのインフラを競争に活用しようと乗り出し、組織の成功において、コンピューティングおよびネットワークのパフォーマンスはかつてないほど欠かせないものになるでしょう。

 

自動化がIT部門における従来からの文化的課題を解決

IT部門における一般的な課題として、影響の大きな革新的取り組みではなく、内部の調整や目の前のプロジェクトに多くの時間を割いていることが挙げられます。今後数年のうちに、新しいソリューションの展開といった基本的なテクノロジー業務が自動化されるため、IT部門の摩擦は解消し、担当者は本当に取り掛かりたい仕事に時間を割けるようになるでしょう。例えば、クラウドチームは俊敏かつ迅速に機能する一方、ネットワークチームやセキュリティチームはボトルネックとして見られる場合があります。データセンター内で自動化や統合のテクノロジーが利用されるようになれば、今までIT部門が手こずっていた作業も簡単に処理できるようになるでしょう。

 

 

<サービスプロバイダ編>

 

サービスプロバイダがセキュリティの要に
IoTデバイスを利用した攻撃(DDoSなど)の増加に伴い、エンドユーザーにとって、デバイスのセキュリティ管理はますます難しくなります。従来のウイルス対策やエンドポイント管理では不十分です。したがって、将来の攻撃を防ぐために、エンドポイントまでを網羅した仮想セキュリティサービスをサービスプロバイダが構築するという流れになるでしょう。

 

都市はますますスマートに
IoTに関して予想される期待される成果の一つは、都市がインテリジェントにつながるということです。これには、交通監視カメラや、完全な単一システムとしてのスマートグリッドなど、あらゆるものが含まれます。実現に向けて、公共セクターおよび民間セクターがより有意義なかたちで協力し、自動走行車が走るスマートな道路や、病院とユーティリティ企業の提携によって進化した患者治療を実現する上で必要な政策、インフラの整備、データの共有を進める必要があるでしょう。2017年には、よりつながった未来の実現に向けて、テクノロジー企業だけでなく、多岐に及ぶセクターと協力関係を築くことを目指した組織の形成がより多く見られるようになるでしょう。

 

企業はネットワークの仮想化に対してさらなる価値を求めるように
NFV(ネットワーク機能の仮想化)の早期導入の成功と、多くのサービスを完璧なパフォーマンスで提供するという継続的な課題により、事業者のエンドカスタマーはワンランク上の柔軟性を必要としています。したがって、異なるアプリケーションのニーズに合わせてクラウドベースのインフラをサポートするように調整されたBYOL(Bring Your Own License)や従量制モデルに向かうことになるでしょう。