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ジュニパーネットワークスが Mist Systems を買収する意向を発表し、Software-Defined Enterprise の実現へ向けて IT 環境での AI の活用を推進
Mar 30, 2019

企業の IT 環境ではある動きが進んでいます。単なるサービス管理(ITSM)から戦略実現手段へと、IT の目的そのものが変化しています。従来の静的な環境では稼働時間が重要でしたが、現在はさまざまなテクノロジが絶えず変化するため、ユーザー エクスペリエンスが重要になっています。何よりも時間が重要なため、IT 環境で複雑なマシンに手動で対応している余裕はありません。今後はスピードが求められるようになりますが、運用面でスピードを実現するには、シンプルな AI 主導のアプローチが必要になります。

 

本日、ジュニパーネットワークスはシンプルな IT エクスペリエンスの実現に向けて、次の大きな一歩となる動きを発表しました。Mist Systems の買収により、エンタープライズ向けのポートフォリオを無線分野にまで拡大するだけでなく、AI 主導型の運用を通じてマルチクラウド時代に対応します。

 

本来、運用とはエンドツーエンドの業務です。また、ユーザーエクスペリエンスだけが独立して存在するわけではありません。無線アクセス、WAN 全体の有線 LAN、データセンターやクラウド内のサーバーなど、あらゆる要素の連携が不可欠です。そのため、こうした分野全体に対応する、幅広い製品ポートフォリオを保有していることが重要です。業界をリードする Mist の無線ポートフォリオが加わることで、ジュニパーは、企業のニーズにエンドツーエンドで対応できる数少ないテクノロジ サプライヤの 1 つへと生まれ変わります。

 

現在、テクノロジ業界は転換点を迎えています。これまでのやり方では今後のニーズに対応することはできません。また、過去にしがみついていては、将来に立ち向かうことはできません。これからはマルチクラウドと Software-Defined Enterprise の時代です。AI を活用した IT の時代です。

 

そして、IT 環境で AI の採用を開始する場合、戦略上重要になるのが無線分野です。すでに多くの企業が無線ファーストのアプローチを進めています。つまり、事実上、どのユーザーやどのデバイスでも、ネットワーク接続へのエントリーポイントとなるのは Wi-Fi です。ユーザーがアプリケーションにアクセスする場合でも、IoT デバイスが他のデバイスと通信する場合でも、接続を提供するだけでは成功とは言えません。稼働時間に代わり、ユーザー エクスペリエンスが新たな指標となりますが、手動操作だけではこれを実現することはできません。

 

成功に必要なのは無線だけではありません。AI を最大限に活用するには、AI 主導の運用を IT 環境全体に広げる必要があります。

 

Mist のクラウド管理と高度な AI エンジンをジュニパーのエンタープライズ ポートフォリオに加えることで、ジュニパーは、Software-Defined Enterprise への移行でも引き続き業界をリードしていきます。

 

こうした動きを進めるうえで、Mist とジュニパーの設計ポリシーが一致していることが重要です。マルチクラウド環境ではマルチベンダーへの対応が必要になるため、Mist がオープン フレームワークに基づいて AI 主導型の無線ソリューションに取り組んでいる点は非常に重要です。これにより、ジュニパーのお客様は、現在どのようなレガシー インフラストラクチャが存在する場合でも、自社に適したコンポーネントを活用しながら、環境を進化させることができます。ジュニパーは、最も高度なニーズを抱えたお客様にも対応できる最高水準のコンポーネントを用意していますが、基本的に重要になるのは選択肢と柔軟性だと考えています。

 

ジュニパーのポートフォリオに Mist が加わることで、お客様には次のような数多くのメリットが生まれます。

 

  • 完全な Software-Defined Enterprise をエンドツーエンドで実現:有線と無線を使用する自社のキャンパス、ブランチ、SD-WAN 機能の構築に向けて、お客様がジュニパー製品をご検討中の場合には、ジュニパーがすべてに対応することができます。特に、Mist 製品はすでにジュニパーの管理ソフトウェアに統合されています。
  • IT 環境での AI の採用:Mist の買収により、無線環境を利用中のお客様は、さまざまな運用上のメリットをすぐに実現できます。今後、Mist AI エンジンとの統合がさらに進むと、お客様は Software-Defined Enterprise 全体でますます多くのメリットを実現できるようになります。
  • クラウドに適した設計:Mist の革新的なソリューションは期待以上の機能を備えています。クラウド ファーストの考えに基づき、マイクロ サービス アーキテクチャで提供されるため、さまざまな構成要素を使用して、お客様の AI 主導型運用ソフトウェアの採用を促進することができます。さらに、Mist の製品とチームにより、ジュニパーのこれまでの取り組みをますます強力に推進することが可能になります。

 

最後に、2 社が連携できることを、大変喜ばしく思います。端的に言って、最高の企業が加わることになりました。Mist のソリューションは、Fortune 10 企業のうちの 2 社、トップ 3 の通信事業者のうちの 1 社、トップ 5 の航空会社のうちの 1 社、トップ 40 の小売業者のうちの 7 社で導入されています。確かな実績と先見の明を持った企業です。

 

また、Mist によって、ジュニパーのエンタープライズ戦略を補強することができます。ジュニパーは、SP およびクラウド プロバイダ向けにハイパフォーマンスなネットワークを提供するプロバイダとして知られていますが、クラウド時代の企業の変革を支援する戦略にも取り組んできました。 この戦略により、ジュニパーはエンタープライズ分野において 6 四半期連続で成長を続けています。そして、ルーティング、スイッチング、セキュリティの各テクノロジを組み合わせてお客様にソリューションを提供し、運用の変革と簡素化を通じてクラウドへの移行を支援しています。  

 

ジュニパーがエンタープライズ分野で重視しているのは、エンタープライズ マルチクラウド、そしてキャンパスや支社/拠点向けネットワークも対象とする Software-Defined Enterprise です。エンタープライズ マルチクラウドでは、CiscoAristaVMware と比べ、ジュニパーはオープンで差別化されたソリューションを提供しています。これらの分野はジュニパーにとって目新しいものではありません。ジュニパーは 2018 年半ばからマルチクラウド ソリューションを提供しています。マルチレート スイッチングへの対応に向け、お客様の環境でアクセス ネットワークやコア ネットワークのアップグレードが進んでいるため、ジュニパーのキャンパスおよび支社/拠点向けビジネスは成長を続けています。 

 

エンタープライズ分野における 2018 年のジュニパーの売上は合計 16 億ドルを超えました。Mist のポートフォリオ、テクノロジ、優れた人材が加わったことで、ジュニパーのエンタープライズ ビジネスの成長をさらに加速させ、マルチクラウド時代の IT 環境で AI の採用を推進していきます。

 

将来の見通しに関する記述

 

本ブログには、適用される証券取引法の意義の範囲内における「将来の見通しに関する記述」が含まれます。記載内容のうち、歴史的事実を除くすべての記述は、将来の見通しに関する記述に該当します。ジュニパーネットワークスの事業、戦略、重点分野、特に Mist Systems の買収合意、ジュニパーネットワークスのソリューションとの統合など Mist の技術がもたらす結果や改善、ならびに当社の将来の見通しに関する本ブログ記事の記述には、いくつもの不確定要素とリスクが含まれています。実際の成果ならびに結果は、さまざまな要因により将来の見通しに関する記述とは著しく異なる場合があります。この要因には、予定された買収を期限内外に締結する能力、買収した企業とそのテクノロジを統合する能力、本買収案件がジュニパーネットワークスおよびお客様にもたらす潜在的なメリット、Mist のテクノロジの有効性、米国証券取引委員会に提出した最新の年次報告書(Form 10-K)に記載したその他の要因が含まれますが、これらに限定されるものではありません。このブログ内の記述はすべて、ブログ投稿時点の情報に基づいています。ジュニパーネットワークスは、本ブログの投稿後に事実または状況が実質的に変化したとしても、その記述を更新する一切の義務を負いません。

 

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